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惚れた女が親の取り決めた縁談により、地元の有力者(年の離れたおじさん)と結ばれ
主人公は若さゆえの自尊心が邪魔をし、引き留める機会を自ら手放してしまう。

主人公の上京を機に二人は離ればなれに。

そこから約十年。
老舗温泉旅館の女将として三人の子を育てる千里と、再会する。

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田舎で育った将太にとって、年上の幼馴染・千里は特別な存在だった。
夏休みにはいつも一緒に蝉を追いかけ、笑い合い、水辺でじゃれ合った。
あの頃の将太は、そんな日々がずっと続くものだと思っていた。

しかし三年後、千里は地元の有力者と結婚する。
将太にできたのは、白無垢姿の彼女を遠くから見送ることだけだった。

そして十年以上の時が流れる――。

東京で暮らす将太は、帰省の折に老舗温泉旅館・夕緑庵を訪れる。
そこで彼を出迎えたのは、かつての‘ちさねーちゃん’――女将となった千里だった。

三児の母となり、女将としての落ち着きと艶を纏った千里。
昔の面影を残したまま、大人の色気を増した彼女の姿に、将太の胸は静かに揺れ始める。

夜、二人は酒を交わしながら、昔話と近況報告に花を咲かせる。
変わらない笑顔。変わってしまった距離。
そして将太は、胸の奥に残っていた想いが、幼い憧れではなく恋だったことを悟る。

もう後悔したくない。
恋人がいる身でありながら、将太は千里を求めることを選ぶ。

千里もまた、妻として、母として、女将として、幾重ものしがらみに閉じ込めてきた自分の心を、将太の想いによって解き放っていく。
そして二人は、越えてはいけない一線を越えてしまう。

夫との義務的な営みしか知らなかった千里の身体は、戸惑いながらも、将太の熱にゆっくりと反応していく。
昔の記憶と今の欲情が混ざり合い、抑えていた想いは、夏の夜の中で激しく燃え上がる。

伴侶がいる身でありながら、年に一度だけ求め合う禁断の関係。
夏の終わりを告げる蝉の抜け殻のように、儚くも熱い秘密の逢瀬が、ここから始まる。

昔の面影を残しながらエチエチな人妻になった千里に当時の想いを告白する。

千里もまた、自分の置かれた今の立場に大きな不満はないが(ここ大事な気がする)
主人公の告白、行動により、感情が揺さぶられる。

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千里は罪悪感に苛まれたりもしてますが、両片思いの人に会って
カラダの相性が抜群だったらそりゃ燃え盛っちゃうわな。

お互い溜め込んでたものを一晩で一気に吐き出す、そんなエロさがあった。。

旦那とは違って、若い主人公は持久力も固さも違っていたりして。

終盤にお姉さんな面を見せようとしますが、失敗。
「もう敵わないのね…」みたいなセリフに妙に唆られた。

二夜目(と言ってもここからまた約一年経ったあとの話)が楽しみ。

余談ですが、22年ベストバイ「隙間の向こう」が半額になってるので未読の方はこの機会にぜひ。290ページの描き切りは暴力です。

【関連リンク/引用元】
焼酎MAC(X) / Pixiv
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