民衆から取り立てた税の横領がバレた領主リチャードは
館を取り囲む怒れる人々から逃れるため
妻のジュリアと共にシーハーロット号に乗り込む。


目指す先はオーガスタ島。少なくとも一ヶ月はかかる船路。
リチャードはそこで新たな生活を始めようと考えていた。






シーハーロット号とその乗組員はこれまでも似たような境遇の者を助けてきたことがあり、
荒てだが金を積みさえ言うことを聞いてくれる。

乗客は主人公夫妻（と妖精）だけ。乗組員は船長のジャックと副長ジョセフ、神父のイライジャ。

上の会話の通りリチャードは身分の無い者を「下」に見る傾向があり
それは妻のジュリアも同じ。乗組員の自分に向けられる目に不安を抱いていた。

リチャードは妻の不安を少しでも和らげるため、大金を払い上質な寝床を用意させておきながら "彼らに取り入ろう"とオーガスタ島に着くまでの間、船内での労働を志願する。

そうして船内でジュリアと共に過ごす時間が減ると、船長ジャックはある行動に出る…。





シーン数7。マルチエンディング。
すべてを見られていませんが回想シーンは一時間もせずに埋まる程度の短編ADV。

序盤に館に火を点けられ船へと急ぐシーンその傍らさらっと語られる、

・ライバルが多いし貰ったあと気苦労が絶えないとの
　親の忠告を無視し美人な嫁さんをゲット。

・自身が種無しで、子供を授かれなかった。

ことなどもあってか尻に敷かれていることはないがリチャードがジュリアに対し気を使う場面が見られ、 船内での労働＝乗組員の信頼を得る＝船旅が楽になる＝妻のためという思考に繋がっている。

妻ジュリアはおっとりな見た目だがリチャード曰く「穏やかな性格ではない」
領主を夫に持つ地位のある女性。だが決して偉そうな態度を相手にはしない。一定の素養はある。

そんな妻がまさかこんな野蛮な下級のやつらと…な寝取られ。



種無しで見るからに優男な夫との対比が多く見られた。基本リチャードの「見てしまう」シーンの連続。
入浴シーンを覗き見されそれをオカズにされるシーンと他二つ以外は船長が竿役。

恰幅がよく肌の浅黒いジャックに腰を掴まれ激しく突かれる妻。
ジュリアの白い肌をつたう汗が場面を盛り上げる（アニメーションナイス）

身分のあるリチャードは「妻がそんな…」と思うのだが野蛮なセックスに溺れていく。
終盤はジャックが自分に気づいても意にも介さず腰の動きを一切緩めようとしない。パワーパランスが乗船時と180度変わってしまっていた。

これから遊ぶユーザーに。余計なお世話かもしれないがいきなり後半のシーンを見せられちゃう可能性があるので
最初は以下の選択が最善じゃないかと思う

船倉に向かう→船長の帽子を何とかする…→クルーのキャビンに向かう→自分の船室に向かう…

badとfin? エンド以外の行き方が不明。選択肢「???」が選べないのはアイテム持ってないからかな。


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